|
硬 化 し 昇 華 す る 芸 術 − − サ ソ リ 座
サソリ座(マイナス・定着・水)10月24日〜11月22日生まれ
『千絵の海・総州銚子』(1831年頃) by 北斎(新暦で1760年10月31日生まれ)
Hokusai(1760-1849)
非常に集中力のある画風がサソリ座の持ち味です。色彩であれ形状であれ、対象にぎりぎりと集中します。普段は他人にまったく興味を示さないピカソ(彼もサソリ座)が、驚嘆したのが、日本の北斎の作品でした。
ピカソは北斎と同じ「画狂老人」という言葉を使っていたという話も有名ですが、生涯の間画風が変容し続けたという点も似ています。
対象をまっすぐににらむ強靭な集中力、そして一切の無駄を省き抽象化する形式感、こうした特徴は、日本の誇るこの天才画家にも如実に表れています。とてつもない力感によって画面は硬化しているかと思うと同時に、豪快なスピード感が表れています。
人々の姿には厳しい自然の中に置かれた存在の一途な姿と風情が反映されています。この絵の舞台は千葉県の房総半島の東端の漁港、銚子です。 北斎はこの地で、毎日波の変化を凝視しながら描いたという逸話が残っています。
サソリ座の画風は一般に決して明るくはありません。白ヌキの字体のような、まりキャンバスの地色が黒であるかのような画風になることが多く、鑑賞者に強い集中力を促します。
他にも、フェルメール、シスレー、モネなども、同様に陰と光のコントラストを描き分ける傾向があります。
人間の精神を力強く表現したロダンやブールデルといった彫刻家もまたサソリ座です。(これに対して、作曲家の音楽作品については、感情を入れ込むメロディーメーカーの傾向が強く、アコースティックな音色の強い色彩感豊かな世界を作り上げます。)
サソリ座の画家
ピカソ、モネ、シスレー、シャルダン、バレ・カラッチ、スルバラン
サソリ座の作曲家
J・シュトラウス2世、ビゼー、ウェーバー、パガニーニ
クープラン、ボロディン、アダモ、ニール・ヤング
サソリ座の有名人
アート・ガーファンクル、アラン・ドロン、デミ・ムーア、ジョディ・フォスター
森進一、高嶋政宏、松崎しげる、大原麗子、川島なお美
|